
皆さんこんにちは!
MSB、更新担当の中西です!
~“積む”から“設計する”へ~
バンニング=力仕事?
いいえ、2025年の現場はデータ・設計・チームワークで勝負。ここでは、デジタル化の波と、働く楽しさ・キャリアまで、ぐっと深堀りします。
目次
3Dレイアウト:貨物寸法を入れるだけで配置とフィル率を自動算出。過積み・空隙を事前に可視化。
荷重シミュレーション:ブレーキ0.8G・横力0.5G・上下0.5Gを仮想掛けして、必要ラッシング本数を見積。
ラベルスキャン:入庫〜バンニング〜封印までバーコード/QRでトレーサブルに。
作業アプリ:手順・写真・チェック項目がスマホに。紙台帳から解放📱
小さく始めるなら、“写真必須”のチェックリストから。データ化は一歩ずつでOK。
Before:サイズまちまち、段積みNG多数。隙間ができ、横倒れや箱潰れが多発。
アクション:
① “壁作り”優先で大型家電を四隅へ配置。
② 中型は面積合わせで“長辺合わせ”。
③ 隙間はプラダン+エアピローで“面接触化”。
④ ラッシング角度を30–60°の範囲に揃え、コーナープロテクタで応力分散。
After:輸送中の箱潰れほぼ消滅、クレーム▲80%。積付時間も20%短縮。
→ 「力技」ではなく設計力で勝つのがいまのバンニングです。
点接触→線接触→面接触へ。接触面積が増えるほど圧力は分散。
慣性は前後に強く出る:扉側の当て板・バーは最優先。
高重心は揺れやすい:上段は軽量・低リスクに限定。
三角形は安定の形:箱を千鳥配置にして“くさび効果”を生む。
理屈を知ると、手が迷わない。現場が速く、事故が減ります。
海上主導:波浪・湿気・塩害→防錆・防湿を厚く。
鉄道主導:横方向の加速度対策を強める(クロスラッシング多め)。
トラック主導:急制動対策に前後固定を重点化。
ルートに合わせて当て木・緩衝材・角度をチューニング👨🔧
危険物(DG):区分・ラベル・積付分離(セグリゲーション)・通風/温度。
重量・偏荷重:総重量表示と軸荷重の管理。
**動植物検疫・ISPM15(木材熾処理)**への配慮。
荷主責任と現場記録:写真・チェック表・封印番号はあなたを守る盾🛡️
チームプレー:フォーク、ラッシング、検品、記録——連携の手触りが気持ちいい。
スキルが目に見える:積付の完成形は作品。達成感が中毒性あり。
キャリアの広がり:現場→リーダー→設計→営業→品質管理→国際案件の現地指導も。
学びが尽きない:梱包・物流・輸送工学・安全…一生現役で楽しめる📚
道具の名前と用途をまず10個覚える(ベルト・バックル・コーナー・バー…)。
手順の“なぜ”を聞く:角度・面合わせ・空隙ゼロの理由を“言語化”。
写真記録の型を作る(①全景②固定点③封印)。
体づくり:手袋・腰ベルト・ストレッチ。無理はしない、でも丁寧はする。
ビフォー/アフターの定点撮影
積付レイアウトのミニ図をSNSに
安全とサステナブルの取り組み(再利用材、破損ゼロ連続日数)を発信
スタッフの声:「この一本で寝られる」「扉を閉める音が好き」——仕事の詩は人を惹きつける📝✨
荷姿・重心・耐圧の確認
コンテナ内寸・扉開口の確認
レイアウト草案(面/空隙ゼロ計画)
ラッシング本数・角度・当て材決定
アンチスリップ敷設/段積みルール確認
写真記録(全景・固定点・封印)
封印番号控え・伝票添付・引渡し連絡
目立たないけれど、世界を動かす起点。
段積みのラインが揃った瞬間、ラチェットの最後の“カチッ”、扉を閉めてシールを付ける指先——そのすべてが、誰かの納期と笑顔につながっています。
今日も一本、誇りのラッシングを。いざ、世界へ。📦🌍🚢